どうなるの新型コロナウイルス。

何から書いたら良いか？
趣味の釣りもしばらくは自粛、ゴルフの予定も全部キャンセル。
仕事の事も、プライベートの事も、あまりにも新型コロナの影響が大きく、日々の生活が大きく変化してしまった。
もう5月になってしまったので、仕事の事について少し書いてみようと思います。

新型コロナが流行り出した頃から、当店のメインである出張買取を控え目にしていました。
そして新型肺炎で志村けんさんが亡くなってしまった。
「ドリフ大爆笑」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「志村けんのだいじょうぶだぁ」を見て育った私にとって衝撃は大きく、私の中で何かが弾けた瞬間でした。

それまでは出張買取を少し控え目にする程度でしたが、それ以降、電話をもらってもやんわりと断る事が多くなり、しだいに、ほぼ全ての依頼を断るようになっていました。
せっかく電話をもらったのに依頼を断る事が申し訳なく思い、HPに「新型コロナウイルスに関する重要なお知らせ。」を大きく掲載し、写真を添付したメールでの対応とさせてもらいました。
しかし、愛知県が独自に「緊急事態宣言」を出したこともあり、とにかく感染しない、感染させないことを第一優先に考え、出張買取を完全に休止しました。

他の古書店はどんな対応をしているか気になるところです。
SNSで調べてみると、対応は様々ですね。
それぞれお店の事情が違うし、経験のないことなので、周りの状況を見ている、国や市町村の指示を待っているような感じでしょうか。
当然の事です。
従業員がいれば、簡単に休業できません。
店に来てくれるお客さんがいれば、休業できません。
特に従業員がいるところは大変です。
私がその立場だと思って考えると、簡単に休業はできません。

東京の古書会館は緊急事態宣言があった後に休館となり、4/14からは、名古屋古書組合の交換会が休止に。
仕入れの場がなくなってしまった所はかなり厳しいと聞く。
売買の場がなくなった影響は大きい。
当店もその影響は甚大です。

4/10から出張買取の業務を完全に休止し、先の見えない長い休みになった。
外にでる機会は劇的に減り、4月のハイエース走行距離は500km弱。
年間3万キロ走っていた事を考えれば、1/5です。
給油も一回しかしておらず、せっかく軽油が1リットル100円を切ったのに、まったく恩恵を受けられていない。

出来なかった事をやろうと思い、引っ越し以来未完成だった事務所の整理にとりかかる事にした。
新たに本棚を増やし、ネット販売用の在庫を少し多く置けるようにした。
無駄に置いていた荷物を減らし、少しでも登録商品を置けるようにスペースを確保。
今はとにかく、ネット販売に頼るしかない。

久しぶりの長期休暇だと思い、家でゴロゴロしたり、散歩をしたり、そんな毎日を過ごすも、結局パソコンの前に戻り、ネット販売用商品の登録をしてしまう。
もともとリフレッシュするという概念が無いのかもしれない、出張買取に行く、本の整理をする、ネット販売用商品を登録する、こういった今まで当たり前にやってきた事が、自分にとっての精神安定剤なのだと気づく。

朝起きて、パソコンの電源を入れる。
その間にコーヒーをいれ、新型コロナウイルスに関する朗報は無いかと、ヤフーニュースを見る毎日です。